かいちょうのブログ

大学生です。私の心象風景をつらつらと表現。できる限りおもしろく。

「お風呂から上がってきた寝起き彼女」という不思議

 

ある日、ネットサーフィンをしてると、こんな言葉を見つけた。

 

「お風呂から上がってきた寝起き彼女」

 

これをみた私は「んんっ??」てなった。

心の中のハテナ製造工場がフルラインで稼働し始めた。寝て起きて…風呂入って…体拭いて着替えて…髪乾かして…まだ寝起き??んんっ??

 

いやいや、もしかしたら私が「寝起き」の範囲を理解できていないのでは?起きて風呂入ってる間も「寝起き」の期間は続いているのでは?とりあえず調べてみた。

ね‐おき【寝起き】
[名](スル)
1 眠りから覚めて起きること。また、起きたばかりの状態。「寝起きが悪い」

コトバンクより引用

「ばかり」という言葉が指すように、眠りから覚め、起きるまでの間は、どうやらものごっつ短い時間っぽい。

ばかり【▽許り】
[副助]名詞、副詞、活用語の連体形、一部の助詞に付く。…(中略)

5 (「…たばかり」の形で)動作が完了してまもない状態にある意を表す。「銀行から引き出した許りのお金」「今出かけた許りだ」

コトバンクより引用

万が一、「ばかり」の解釈が間違っていた時のことを懸念して調べてみたが、そんなことはなさそう。

 

自分が「寝起き」という言葉を使う場面をもう一度考えてみたけど、起きてすぐの頭がボーッとしてる状態も、寝起きって呼んでるっぽい。それだったら、その時間の長さに個人差があることは否定できん。

でも、起きた後、何か別の工程を踏まえた場合、それでも寝起きだと言い張るかと考えると、そんなことはなさそう。

朝起きて、ごはんを食べた後、「寝起きやねん」とは言わんと思う。言うとしたら「寝ぼけている」となるのでは??ましてや今回の場合、風呂入ってもうてるし。めっちゃリラックスしてますやん。もうすでに活動を始めてますやん。

 

そう考えると、彼女の状態は「寝起き」ではなく「寝ぼけている」と言う方が、まだしっくりくるのでは。

 

これで一件落着だ。寝起きの概念を錯誤しているわけでは無さそうだ。大学出てる国語バカになるところだった。

 

…いや、もう一つ考えられる可能性がある。

 

彼女が、風呂で寝ていたとしたらどうだろうか。

そうすると、「寝起き」という状態もあり得なくもない。

 

実際に、法医学会企画調査委員会の調査(http://www.jslm.jp/problem/yokusou.pdf)で3年間の水中死体の解剖事例についてアンケートおこなった結果、1,325例の浴槽内溺死の解剖事例が発覚したらしい。これとは別に、死に至らなかったものの数も幾分か考慮するとすれば、やはりあり得なくもない話だと思える。

 

結論、お風呂で寝てしまったことにより、「お風呂から上がってきた寝起き彼女」という不思議な状態が生み出されたのではないかと。

お風呂で寝るのは危ないね。気をつけよう。